探偵に必要な資質とはどういったものがあるでしょうか

探偵としての資質とは何でしょう。

どんな職業にも向き不向きはありますが、探偵と限定した場合どんな人が探偵に向いてるのでしょうか? まず探偵としての勤務調査を考えてみましょう。 やはり探偵というとまず尾行、追跡、張り込みなどの素行調査が思い浮かばれます。 この尾行や張り込みは体力的にも精神的にもかなり過酷な作業となります。 張り込みでは何時間でも対象者が出てくるまで1カ所を見つめながら立って待ち続けることなどはしょっちゅうなのです。 極端に言えば相手が飲食をしていようがそれこそゆっくり寝ていたとしても表で待ち続けなければなりません。 ドラマや映画などではあっという間に時間が過ぎますが実際に長時間一カ所を見つめ立ち続けることはかなりハードな作業となります。 更に尾行においても対象者以上に歩き回ります。 しかも角を曲がった時には走って距離を詰めたりといろいろと動き回ります。 まして歩いてくれるとは限りません。 走っていく場合もありますし突然、自転車で移動する事もあります。 体力勝負なのは言うまでもありません。 これは炎天下であれ、大雨、大雪、それこそ台風でも余程の天変地異でもない限り調査依頼があれば張り込み、尾行を実施いたします。 その為の体力と忍耐力がなければ務まりません。

また自分自身に厳しくなければ探偵には向いていません。 少しでも甘えがあるとサボったり、集中しなくなったりしてしまいます。 見張っていなければならないところで他へ目が移したりとかは完全に御法度です。 集中力を切らさず、自分を信じずっと見張り続けなければなりません。 集中力を持って見張ることは自分自身を信じられる事でもあるのです。 「絶対に見落としてはいない」と。

探偵の業務は素行調査だけではありません。 人探し、結婚調査、身上調査、採用調査などでは内偵調査という聞き込みもしなければなりません。 見ず知らずの人に話しかけ、いろいろな情報を聞き出さなければならないのですがこれは話し上手、聞き上手でなければ出来ないことです。 ただし聞き上手、話し上手だけでも務まりません。 アドリブ力から様々な知識も要求されていきます。 何しろ初対面の人と話をするのですからいかに早い段階でうち解けられることが出来るかも探偵の資質のひとつと言えるのです。

またこの内偵での聞き込みなどの経験を積むことで依頼者などの相談時にもきちんとした応対が出来、探偵業を続けていく上で、更に独立なども考えているなら絶対に必要となる事でもあります。 話下手であったり、人見知りでは聞き込みも営業接客も到底出来ることではありません。 相手の立場を考え、親身になって聞き取りをして、その会話から見えてくる真実を見極め、洞察する能力も大事な探偵の資質と言えるのです。 もし人見知りであったなら克服しないことには探偵はまず務まりません。 しかも飲食店などへの潜入調査では聞き込みが重要となってきます。 やはり博学で外向的な人の方が探偵の資質があると言っても過言ではないでしょう。

また何事にも好奇心が旺盛で物事に対して興味を示すことの出来る人は探偵の資質のある人物とも言えるでしょう。 更に当然の事ながら一般的な社会常識を身につけている事も最低限の要素でもあります。

このように体力があり、忍耐強く、集中力もあり、人懐っこく、話し上手で聞き上手、そして好奇心もあるなどと列記してみると探偵の資質を全て持っている人はどんな社会にも適用できるかのごとく優秀な人間という事になります。

実際、現在の探偵全てがこれほど優秀かと言うと正直、疑問点も出てきますが長年、探偵をしている人物はそれなりの努力はしてきているはずです。 さもなくば探偵として長年続けていくことは出来ず、もし出来ているとするならばそれは探偵ではなく、余程の世渡り上手か資金力、経営力に優れている人物としか言いようがないかもしれません。

ただ探偵になりたいと少しでも考えている人がいるならばこのような資質が自分にはあるかと見つめてみることも必要かもしれません。

探偵の仕事は人の行動や個人にまつわるさまざまな情報を探り出す特別な仕事です。 依頼者にとって何が必要な情報であるかを見極め、その解明に努力することこそ探偵として成功する事なのかもしれません。 ただ依頼者の為とはいえ、勝手な正義感で違法な調査手法をとってしまうとその時点でその探偵は探偵と呼べなくなってしまうことでしょう。 勝手な正義感ほど探偵には必要のない自己満足的な資質なのです。